【介護開始⑩】介護は飛び越して看取りが始まりますた

緊急事態宣言がおさまったので、緩和ケア病棟に転床した父キング@実父。昭和の亭主関白夫。ワガママな王様だから父キングと命名。付き添いできることになりますた。そのためにはコロナ検査@1万円を受けたり、細かい条件が色々あるけど省略しまふ。


病院はたいてい相部屋だし、戸はいつも開いてるし、けっこうバタバタしてるし、そももも普通病棟はコロナ禍でまだ面会できないけど、戸を閉めた静かな部屋で一緒にいられるようになりますた。
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食事は2-3口しか食べてないと聞いていたのでもっと弱ってるかと思ったけれど、ちょっと舌がまわりにくいけど別にいつもの父キングで、痛くて煩わしい点滴の針もついてないし、ひとくちだけどコーヒー飲んだり、気兼ねなく家族だけでおしゃべりしたり、ゆっくり時間を過ごせるのよかったれす。
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ガラス越しに電話で話すなんちゃって面会(→参照) とか、慌ただしい15分だけの面会(詳細は→妹ちゃんのブログへ) じゃこうはいかぬ。


いつも仏頂面の父キングですが、3週間もひとりで入院してたのはさすがにさみしかったのか、わたしがいる間じゅうご機嫌で(笑ったりしゃべったりするわけじゃないけど、怒ってない普通な顔がご機嫌な証拠。)帰り際には気遣われちゃった。
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こんなイイ父されたら、お別れしたくなくなるやんねぇ。もういっぺん栄養剤入れてもらおうかすら(ウソ ※もう点滴しても入りません)。




今週月曜日の父キングは自力では体を起こせないけど、ベッドを起こして上体を起こすことは可能。一食2-3口は食べられる。眼鏡もかけずテレビも見ず寝ていることが多いけど、声を掛けたら答えるし、自分から話すこともある。ちょっと呂律がまわらなくて言ってることは聞き取りにくい時もあるけれど、耳はよく聞こえてるし、聞いたことは覚えてる。頭はシッカリしている模様。

栄養剤を止めたから、これからどんどん弱って行くんだと思わるる。先週木曜日まで栄養剤が500㏄入ってて、金曜日から200㏄に減って、これからおしっこの量を見ながら、むくまないように辛いのが楽になるように、ドライにしていってくれるそうですよ。

看取りは初めてじゃないし専門家の看護サポートがあるとはいえ、やっぱり楽な仕事ではないので、わたしにも優しくしてもらえたら幸いでふ。




これまでのお話
【介護開始①】ひとり暮らししている高齢親が「余命半年」って言われたらどうする? 
【介護開始②】電話では余命半年~1年って聞いてたのに、いきなり余命2ヵ月言われちゃったよ。
【介護開始③】介護施設の見学前に情報収集
【介護開始④】介護施設の見学に行ってきた
【介護開始⑤】老人ホームの体験入所が決まりますた
【介護開始⑥】老父が、介護施設の体験前に起き上がれなくなっちゃった!
【介護開始⑦】アレ? 老衰って、そう簡単にポックリチーンとはいかないの?
【介護開始⑧】1週間ぶりに老父の面会に行ってきた
【介護開始⑨】介護認定(再)したけれど介護は始まらないかもしれません

【介護開始 番外編】老人ホームの値段は地域で全然違うらしい
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